

一般にこれまでの大学受験は知識偏重型で、知能指数と関わりの深い選抜方法と言えます。しかし、単なる暗記やパターン認識ではなく、人間の人間たるゆえんの深い思考と大きく関わる前頭葉の機能は、長い間かかって形成される総合的なものと言われています。興味深いことに、この前頭葉を手術で削除しても知能指数には影響が出ないのですが、創造力や意欲などが失われてしまいます。生徒の中には早熟の秀才もいれば、おっとり型の大器もいます。そのいずれにしても大切なのは勉強に際して問題を解くことではなく、その問題や問題を解くという作業から何を学ぶかということであり、また、そうした学習という行為が将来その人間をどの様に形成する役に立つかということなのです。
個別指導塾で良い講師を見つけるには、将来のことについて聞いてみましょう。まだ決まってなくてもよいのです。たとえ漠然としたものであっても、模索中であっても、きちんと答えられるかが大切です。在籍している学科(学部)や出身学科(学部)をなぜ選んだのかを聞いてみましょう。「だだどこでもいいから・・大学に入りたかった」という答えでもかまいません。ただしその場合は、なぜその大学が魅力的に思えたのか、または、入学して実際に勉強してみて考えがどのように変かったのかをしっかり答えられるかが重要です。大学生講師なら、高校生活の思い出を聞いてみましょう。もちろんたくさんの良い思い出があることが最高ですが、進学校で友人関係も表面的で、思い出といえば受験勉強ばかりという場合でも何か印象に残ることはあるはずです。たとえ、ただただ試験に追われる毎日で勉強を頑張るだけでしたという答えでもいいのです。むしろ努力なしにレベルの高い大学に入ったというほうがすばらしいですから。
受験勉強の間には、学力の進歩を見るために、また志望校を絞るために、何度か予備校の模擬試験を受けることになります。模試では、志望校の名前を書くことで、合格の可能性やお子さんのその時々の偏差値などの数字を出してくれるので、勉強を進める上で手がかりになります。これから模試を受けだすと、返ってきた成績表で一喜一憂する日々が訪れます。「なんでうちの子は回によってこんなに偏差値が違うの?」一何度となく頭を抱えることになるでしょう。よほど優秀な子でない限り、大きく違って当たり前なのです。回ごとに問題が違い、お子さんの得意・不得意とマッチしたり、ミスマッチしたり、頭がさえていたり、集中力がなかったり…そんなことで力が100%発揮できることもあれば、60%しか出せないこともあります。